こんにちは。30代会社員の作倉綾(@_sakura_aya_)です。
10年に一度の寒波到来。今日も寒い中お疲れ様です。
10年― と言うとどこか節目のように感じるのは、私だけではないでしょう。
就職氷河期を乗り越えた先に、理想の大人を目指して走り続けた私たちが節目の10年目に出会ったのが、感染症の流行。
積み上げた“当たり前”が洗い流され、目の前には漠然とした不安が残りました。
「こんなはずじゃなかった…」
あなたが今、昨年の私と同じくそう感じているなら、一度転職を検討するタイミングかもしれません。
今回は、30代女子の転職事情。
私の実体験を踏まえ、[転職してよかったこと]を中心にお伝えしていきます!
目次
社会人10年生の苦悩
いま社会人10年目を迎える方の多くは、30代前半あたりではないでしょうか。
20代で積み上げた経験や関係性が、30代になると一気に「責任」と名を変え、その肩に重くのしかかってくるものですよね。
私の場合はウェディングプランナーとして働いていたので、”女性の多い職場あるある”かもしれません。
同僚の多くは、結婚や出産というライフステージの変化を迎えて第一線を離脱。現場でバリバリだった私は否が応でも先輩になり、肩書がつき、「おねえさん」的ポジションに。
ついさっきまで新人だったのに、気付けば誰にも甘えられなくなっていました。
そして感染症が流行し、風の時代に突入したといわれる昨今。
誰もがライフスタイルや働き方を見直す中で節目を迎えたとき、「転職」の文字が頭をよぎったのでした。
30代女性の転職は厳しい?
30代女性の転職は厳しい、という声も耳にします。
“結婚や出産による離職の懸念がある”
“ライフイベントが多く、仕事とのバランスをとれなくなる可能性がある”
上記のような理由から、確かに30代女性の転職は厳しいというのも事実です。
ですが近年、村上臣氏の【転職2.0】が話題になったように、キャリア形成の常識が変わりつつあります。
時代の流れに乗り、いち早くスキルレベルの高い30代を積極的に採用しようとする企業が増えている今こそ、転職を検討するタイミングなのかもしれません。
転職してよかったこと3つ!
転職の経験の詳細は追ってお伝えするとして、
今回は私が転職してよかったと思えたポイントを3つ、お伝えします。
1.自分を見つめなおす機会になった
新卒の就職活動の際、自己分析に苦労した方は多いのではないでしょうか。
「自分は何ができる?」「自分は何がしたい?」「強みは?」「弱みは?」
10年以上の社会人経験を積んできた今、改めて自分を見つめなおすことは貴重な機会になります。
私自身、転職活動の中で自分のキャリアを棚卸しを行い、今後の人生について深く考えました。
仕事をすることがゴール、ではなく、“人生のゴールを見据えて今後何を選択するのか”が大切なのだと実感しました。
また、自分を知る人の居ないまっさらな環境では、自分の本質が垣間見えました。
自分の良いところ、弱いところ、人からの印象など、新たな発見がとても多かったです。
2.視野が広がった
長く1つの組織に身を置いていると、気付かない間にその集団の価値観に染まってしまいがちです。
ですが、「正解・不正解」は意外と組織によって答えが異なります。
前職での“当たり前”が、現職では“非常識”になる。逆も然りなのです。
私の場合、仕事をする上で譲れないポイントがあったのですが、
[前職では認められず 、現職では認めてくれる。]その環境がとてもありがたかったです。
自分にとって譲れない価値観を侵害される職場なのであれば、思い切って環境を変えるのも間違いではありません。
3.これまでの努力が強みになっていることを実感できた
転職して驚いたことは、それまで当たり前のように行ってきたことを、特殊能力のように褒めてもらえたことでした。
前職ではたくさん失敗もしたけれど、それによって得た学びや成長が、しっかり自分の強みになっていることを実感しました。
辛いことも大変だった事も、ちゃんと自分の力になっていたのです。
そう思えたことで、これまで育ててくれた上司や先輩に、改めて感謝の気持ちが湧いたものです。
さいごに
私が転職してよかった、と感じられた事の土台にあったのは、前職での経験や努力でした。
「たくさん悩んで苦しんでもがいてきてことも、全部無駄じゃなかった。」
そう思えたことは、今の仕事を頑張る原動力にもなっています。
社会の転職に対しての抵抗がなくなってきているとはいえ、年齢が高くなるほど難易度が上がるのも事実です。
転職に悩む人は、ぜひ転職活動だけでも行ってみてください。
その中で自分を見つめなおし、市場価値を掴んで、今後の人生について考える機会を作るというのも非常におすすめです。
この先続いていく人生の中で、今日が一番若い日。
思い立ったが吉日で行動し、理想の自分への1歩を踏み出しましょう。